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合掌

杉浦日向子先生が先週の金曜日にお亡くなりになったそうです。46歳。(リンクはWikipedia)

月並みな表現ですが頭が真っ白です。泣きそうです。
こういうニュースにこんなにショックを受けたのは初めてです。

「お江戸でござる」の第1回で初めてその存在を知り、番組に大はまりして、はまり倒した挙句にNHK関連の知り合いの伝手を辿って「お江戸」の収録まで見に行きました(あの番組は公開収録ではないのです)。当時小学6年生。

その後、中学、高校といくつも江戸を描いた魅力的な作品と出会って、大好きだった高校の古文の先生にも出会って、流れのままに歴史学科へ入って、日本近世史を専攻することになりました。

大学時代はきついこともかなりあって(元々努力嫌いで、文を書くのも苦手なので…)、大好きなことを勉強できて幸せ!なんて感じではなかった、決してなかったけど、江戸は好きだった。古文書や日記を読むのが一番好きだったのは、ひなこ先生の本のようにそこに「息吹」があったからでした。生きた人たちの「なま」を感じるものに一番興味を引かれた。

全ての原動力となったのはあの時見ていた「お江戸でござる」と、中学時代何度も何度も読み返した「江戸アルキ帖」(AA、新潮文庫)でした。

ひなこ先生みたいに若隠居して、きものを着て、蕎麦屋で昼から一杯、、なんて。読むたびに憧れていた。今でも憧れてますよ。

生き方まで江戸流に、五十足らずで旅立ってしまうなんて。
先生ほど軽やかに鮮やかに江戸を描かれる方が、今後出るでしょうか。
願わくば、ひなこ先生の著書に魅せられ江戸の世界へ踏み出す人が一人でも増えますように。
ごく最近再版された「一日江戸人」(新潮文庫)もお勧めです。

つい一昨日の夜に、地震で浴衣のお出かけがふいになっちゃって、ならばと浴衣を着たまま一人家で窓を開けて夜風を入れて、ロウソクの明かりで酒を飲んだんだよなあ、ひなこ先生の本(上の「一日江戸人」)に載ってた肴作ってさ。おいしかったんだ。
ああ。

ご冥福をお祈りします。

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コメント

こんにちは。

TB送りなおさせていただきました。
僕の確認ミス。すみません。

はじめまして。
コメントありがとうございました。
ほんとに旅立ちまで江戸流の方
だったんですね。
江戸を身近に感じさせてくれる
作家さんでした。

小石さん:
こちらこそ、お手数おかけしました。
ありがとうございます。


ユカリーヌさん:
教科書でもない、時代劇でもない、
生きた江戸を教えてくれた方でした。
今にも自分も長屋に住めそうな気分になりますよね。
こんなきっかけで、というのはさびしいですが
想像以上にたくさんの人が、先生と先生の作品に対して
同じように感じていたんだ、ということを知ったのは
少し、嬉しかったです。

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